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身長
165cm
出身地
神奈川県川崎市
出身校
神奈川県立多摩高校→
中央大学文学部
入社年月日
2005年4月1日
星座
獅子座

2015/11/30 生稲さんインタビュー

先日、5年にわたる乳がんとの闘いを公表された
女優の生稲晃子さん。
先日、お話を伺いました。

生稲さんとは、「ちい散歩」という番組で
5年ほど共演させていただいていまして
その縁で、今回お話を聞くことになりました。

聞けば、わたしがご一緒させていただいている頃にがんを発見し、
そこから長い闘病生活を、誰にも知られることなく、いつもの笑顔で
乗り切っていたとのことでした。

生稲さんは、とてもしっかり者で弱音を吐かず
強いお姉さんというイメージがあります。
そのイメージのままに、
闘病生活を送っていらしたのでした。

いつも元気で、ニッコリ、はつらつとしていて
悩んだりつまずいたりする私の背中を
笑ってドーンと押してくれるような方です。
つい先日もメールをやりとりしていた際に
私の体を気遣ってくださっていました。

でも生稲さんご本人が
誰にも言えずに大きな大きな悩みを抱えていたなんて…。
報道で知った時にはとても驚きましたし
一方では、生稲さんらしい!とも思いました。
心の中はどれほど揺れ動き、辛かったことでしょうか。
隣で毎週見ていながら何も気付けなかった自分自身にふがいなさも感じましたが
これは生稲さんの強さが勝ったということなのでしょう。
さすが、姉さん!です。

ご家族が「いつも通り」の生活をしてくれたから
頑張ることが出来たと語っていた生稲さん。

確かに。
「いつも通り」ということを「いつも通り」ではない状況の中で
するというのはとっても難しいことです。
話を聞いていると、ご家族の強さも、強く感じました。

今回お話を聞いていても、
そんな大変なことがあったことが信じられないくらい
生稲さんはまさに「いつもと変わらない」雰囲気で
元気に笑ってくれました。

お仕事でかかわらせていただいてきた方に
こうした別の場所で改めてお話を聞くことというのは
ときどきあることなのですが、
関わらせていただいた期間が長ければ長いほど
いつものインタビューとはまた一味違った難しさが出てきます。

距離が少し近いからこそ、
どの距離を保ったらきちんとお話が聞けるのか。

距離が少し近いからこそ、
初対面の人よりも聞けることがあるはず。

そんな思いのはざまで行ったり来たりしながら
結局聞きたいことは聞けたのかと言われると
いささか自信もなく、ただ聞き入ってしまったような…。
インタビューというのは、本当に奥が深く難しく、
やりがいがある仕事のひとつです。

ところで季節がめぐり、秋も更けてまいりました。
先日ちょっと大きな公園まで散歩に行ってきましたら
足元が一面黄金色で美しかったです。

そして…
2017年のカレンダーに使えるように
写真を新たに撮っている毎日です。

この季節は撮っている指先がかじかんで
シャッターを切りにくくなります。

この日は鼻が赤くなるくらい冷え込みました。

カレンダー制作に関わるようになってから、
半年後や1年後、2年後ってどんな私なのだろう?と、
未来のことがよぎる瞬間が増えました。
年の瀬が近づいてきたこともあるのかな…

生稲さんのお話も影響しているのかもしれませんが、
健やかな毎日を送るということが
地味ではあるけれど、なにより大切で素晴らしい毎日なのかな。
なんて思いながら書いています。

寒くなってきました。
皆さまもお体大切になさってください。

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