★現在、「プレゼン」の本でもアナウンス・スキルUP!
実は、個人的に「営業の本」をよく読みます。つまり、”アナウンサーもサービス業“です!
現在の番組(『やじうまプラス』月〜金:朝6時〜8時)では新聞紹介がメインの仕事です。記事選びからどこを読むかまで、アナウンサーにまかされています。
毎朝、午前2時45分に出社すると・・・、メイクをしながら、スポーツ紙6紙、一般紙5紙、前日の夕刊にいたるまで目を通し、記事を切るのが日課です。
その時、“私たちの番組を見ている方の年齢層は?性別は?どんな日常を送っている方?”等等、できるだけ、「今日、私が情報を発信したい人」の顔を思い浮かべながら、“どのような話題に興味があるのか?同じ話題の中でも、どこに注目して今日はニュースを提供するのか?”にこだわってプレゼンテーションを考えます。
つまり、ある種アナウンサーは、“記事”という「商品」の営業マン的プレゼンターです。
たとえ同じ記事を紹介したとしても、プレゼンテーションするアナウンサーによって、全く異なる息吹を吹き込まれる。その営業トークに引き込まれて、ついついやじうまプラスでチャンネルを止めてしまう・・・。
理想ですが、なかなかそのようにもいかず、視聴者の方から厳しいお叱りを受けることも多々在ります。ごく短時間のうちに、生の新聞を40秒ほどに要約し、スタジオで直接読み上げるという作業では、日々、「書き言葉」と「しゃべり言葉」の違いを痛感します。
新聞はどうしてこんなにカタイ言葉なのかしら?などと思いながら、推敲の末、新聞紙面は赤ペンで真っ赤!一瞬どこを読むのか本番で見失うこともありました。
漢字が“中国語”に見えてしまった時には、脳に酸素が必要です。過酷ですが、一生懸命要約した記事に、コメンテーターの方々が熱弁をふるってくださったときに、不思議とすっきりします。
★そこで、「本に出会う!」散歩するライブラリー
「営業の本」このような本に出会うきっかけとなったのは、テレビ朝日のメルマガで六本木ヒルズ、森タワー49Fの六本木ヒルズライブラリを取材したこと。
ここでは、書棚は各所にまさに、点在。
ライブラリーを“お散歩”していると・・・普段では気づかない本に出会う。そういった雰囲気です。
メディア系・アート系・ビジネス系の本が充実していますが、価格が高いものもあるのがビジネス本。せっかく買ってみても一度読むと満足、部屋に置いても場所を取って・・・、ということありませんか? 実は、色々な本をチョコチョコ少しずつ読んでみたいものですよね。
ここなら、本の借り出しはできませんが、時間があるときに立ち寄って、普段はとても重くて持って歩けないような分厚いビジネス本や重量感ある歴史の本を、少しずつ読み進めていくこともできるな・・・と思いました。
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