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身長
158cm
出身地
東京都品川区
出身校
東洋英和女学院高等部→
東洋英和女学院大学
入社年月日
1999年4月1日
星座
蠍座

5月20日    「アントニオ・ロペス展」

現在、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「アントニオ・ロペス」展。
先日、そのレセプションパーティのお手伝いをさせて頂きました。
アントニオ・ロペスは、現代のスペイン・リアリズムを代表する作家で、
77歳になる現在もスペインで作品を生み出し続けています。


《マリアの肖像》マリア・ロペス氏蔵
©VEGAP,Madrid&JASPER,Tokyo,2013
B0129

この、≪マリアの肖像≫は、
1972年にロペスが娘・マリアを鉛筆で描いたものです。
実際にこの作品を目にして、そのリアルさに驚きました。
鉛筆だけで書いたとは思えないコートの厚みや質感など、
立体感があって、そして人の温もりを感じます。
それはロペスの愛情なのでしょうか。
実際に会ったことがないマリアに、私は何故か親近感を感じました。

その他にも人体や幼児の頭をモチーフにした彫刻など、独特で美しいものばかり。
風景画は、まるで自分がその景色を見ているような錯覚に陥る程、緻密な作品でした。
スペイン旅行をしているような気分でしたね。

私が司会を担当したレセプションでは、フラメンコギタリスト沖仁(おきじん)さんが、
本展のイメージソング“サンパブロ通りの天使達”を演奏して下さいました。
それまでは少し硬い雰囲気だったレセプション会場でしたが、
沖さんの情熱溢れる演奏で空気が一変。一気に活気づきました。

音声ガイドナビゲーターは女優の永作博美さんが担当しています。
これまで日本では久しく待望されながら実現されなかった「アントニオ・ロペス」展。
これだけ多くの作品を目にすることが出来るのは、最初で最後かもしれません。

Bunkamuraザ・ミュージアムでは6月16日(日)まで。
そのあと、長崎や岩手でも開催されます。
ぜひ脚をお運び下さい。

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