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4月11日 MOVE ON

2004年4月に産声を上げた「報道ステーション」が8年目に突入!!
番組を見てくださった方はご存知かと思いますが、
番組全体のイメージやセットなども一新されました。

それに伴い、スポーツのテーマ曲もリニューアルです!!
曲名は

"MOVE ON"

このタイトルには"前へ進む" "新しく何かを始める" といった意味があり
震災からの復興を目指す今の日本への思いも込められています。
また、野球用語では進塁するという意味があるんだそうですね。
私も知りませんでした(^−^;)
"MOVE ON"
時には「(試練などを)乗り越えていく」と意味でも使われるそう。
躍動的でとても力のある言葉ですね。


先日、まさにこの"MOVE ON"が生まれる瞬間、
レコーディングにお邪魔してきました。



ここは、テレビ朝日に程近い、都内のスタジオ。


こちらは、【作曲/編曲】を担当するKAZSINの石川一宏さんです。


KAZSINは、石川一宏さんと内藤慎也さんのユニットで
これまでGet Sportsテーマ曲「Ameno」や
「SMAP 毒トマト殺人事件」サウンドトラックなどを手がけてきた最強タッグ。
石川さんは「報道ステーション」のスポーツ特集の選曲なども担当して下さっているので、毎日の放送をイメージしながらテーマ曲を作って下さったそうです。

では、レコーディングブースを覗いてみましょう。



この日は、ホーン(管楽器)セクションの録音で、
超!!超一流のミュージシャンの皆さんが一堂に会して下さったのです。



トランペット:佐々木 史郎さん


トランペット:奥村 晶さん


トロンボーン:河合 わかばさん


アルトサックス:竹上 良成さん、そしてテナーサックス:勝田 一樹さん


皆さんは、ドリカムや米米クラブといった日本を代表するアーティストの
レコーディングやライブをサポートするなど
数え切れない程の邦楽ヒット曲に関わってきた方々です。
そんな方々が"MOVE ON"に命を吹き込んで下さるなんて、本当に凄い事ですね。

楽器も個性も違う皆さんが「心をひとつ」にする瞬間。
レコーディングは、そんなワクワク感と緊張感が同居する空間でした。



演奏は、パート毎に区切られ、リハーサルと本番を繰り返していきます。
自己申告制で取り直す箇所を指定しながら、全員が納得するまで
何度も何度も繰り返し行われます。
"良くも悪くも二度と同じ演奏にはならない"
そんな緊張感もありました。



また、石川さんと内藤さんは5つの音色をしっかりと聞き分け、
楽譜では表現しきれない音符のキレやニュアンスを的確にディレクションしていました。
個性は違っても、"MOVE ON"に求めるものはひとつ。
その想いを共有している皆さんの情熱が、少しずつ少しずつ曲を作り上げていきました。



そして・・・
皆さんの想いが形となって"MOVE ON"が完成しました。
ひとつの曲の中でも、パート毎に違った顔を持つこの曲。
また、耳にする私たちのその時々の心境によっても聴こえ方は違うかもしれませんね。

次の一歩へ
そっと背中を押してくれる "MOVE ON"

元気な時も、困難に立ち向かう時も、
私達は歩みを止めずに進んで行きましょう。

   
 
    
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