- 170cm
- 福岡県福岡市
- 日本女子大学附属高等学校→
日本女子大学 - 2001年4月1日
- 蠍座
「この前、少子化問題について○○氏が指摘するには…」
まるで共同経営者の提言を紹介するように、田原総一朗さんが語り始めた。
よくよく聞いてみると、ガールフレンドのことだった。
田原さんが現在「熱愛中」であることは、
新刊『80歳を過ぎても徹夜で議論できるワケ』でも詳しく紹介されている。
彼女の存在は何となく知っていたものの、こちらから伺って良いものか、
長らく躊躇っていた。
今回、活字化されたことで公然の事実(?)となり、
先日も番組ゲストの野田聖子さんと辻元清美さんから「報告受けていないわよ~」
と突っ込まれていた。
新刊には、「ただいま熱愛中」と!
とある日の打合せ。
先の少子化問題から、結婚へと話題が及ぶ。
結婚も出産も一括りに語られた時代に比べて、
結婚そのものに対する価値観もまた多様化している。
「村上さんはどう?」
「社会現象の“少子化問題”と、結婚や出産への“個人の人生観”が、
混同されて語られがちですよね」
「そうじゃなくて!結婚して、どう?」
「あ、私がですか?」
毎回スタジオさながらの議論が飛び交う打合せだが、場合によっては本番以上に汗をかく。
独身のディレクターには、「結婚には興味ない?」「え!興味ありますが…」
「だって、最近の若い人は草食系でしょ?」「僕、もうそんなに若くないのですが…」
ならば、田原さんの結婚観を伺ってみる。
「田原さんは、結婚に何を求めますか?」
「僕は、議論相手になってもらいたい」
話し相手ではなく、議論相手。
初めて聞く言葉だが、妙に納得した。
「〇〇さんとも、議論されますか?」
「ええ、まあ…」
確認のつもりが、まさかの沈黙。
「まあ、いいじゃない!」
はい。
とても、いいじゃない!
と、思います。