- 170cm
- 福岡県福岡市
- 日本女子大学附属高等学校→
日本女子大学 - 2001年4月1日
- 蠍座
CSテレ朝ch2『ニュースの深層』で、コラムニストの小田嶋隆さんとご一緒している。
「東京をぼんくらの街に」
「メディア批判をはじめると政治家としてはそろそろ終わり。」
(Twitterより引用)
小田嶋さんのTwitterでのつぶやきは、過激でシニカルで絶え間ない。
全方位からの賛否両論がその発言に追随し、特に罵詈雑言の類は、
残念な天ぷらそばのようにみるみるその衣を膨れ上がらせる。
事の発端は、もはや何だか分からない。
だが、衣の中の海老が縮こまっているかというと、そうでもない。
「この前、オリンピック招致の話題でTwitterが荒れていましたね…」
収録でお会いするのは、週に一度。
以前から、連載中の電子版コラムとTwitterは欠かさず拝見していた。
度々起こるインターネット上の「炎上」をハラハラしながら話題にするも、
ご本人はいたって冷静だ。
「ははは。そうなんですよ」
スマートフォンとメモ帳をバックパックから取り出しながら、くしゃっと笑う。
「ネットの言葉は、得てして鋭利ですよね」
「ははは。見ちゃあいけませんよ」
小田嶋さんは、普段はとても静かだ。
スーツの時は、ネクタイに合わせて必ずワニのタイピン。
名刺にもワニのイラストが描かれている。
かつて飼っていたイグアナの話をする時には、少しだけ熱がこもる。
手描きのワニ
小田嶋さんは、スタジオでも寡黙だ。
持論を振りかざすことなく、ゲストの話をじっくり聞いている。
・ネットと愛国
・保守とは何か
・社民主義とは何か
ともすれば炎上しそうなテーマが多い中、番組内では侃々諤々の論争は行われない。
そのため、総じて話し手は滑らかに喋る。
だが、スタジオは講演会場でも街頭でもない。
演説の後の拍手は起きない。
言いたいことを言い終わったタイミングで、ぼそりと問いかける。
「それは、意味のあることですか?」
…。
海老のように、縮こまる私。
小田嶋さんは、スタジオでもつぶやいている。
スタジオにて