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身長
154cm
出身地
宮崎県
出身校
宮崎西高校→
慶応義塾大学総合政策学部
入社年月日
2002年4月1日
星座
獅子座

2018/3/30 桜月

いまが満開。

火曜日、中目黒の桜を観に行ってきました。
花って、普通は太陽の方に顔を向けるのに、
桜はなぜか下を向いて咲くのだそうです。
なるほど、どうりで桜の下は心地よい。
桜の下でかわいらしい花と顔を合わせるから、なおさら親しみが沸くのかしら。
川沿いには桜色のスパークリングワインなどの屋台が並んでいて、
こじゃれた雰囲気に気持ちも明るくなりました。

『お花見』を広辞苑で引いてみると、
「① 花(おもに桜)を見てあそびたのしむこと」
とあります。
宴会しないまでも、
見て、あそび、たのしんでいれば「お花見」ということですよね。
ついでに『桜』も引いてみると…熟語がたくさん出てきました。

『桜雨』…桜の花の咲く頃の雨
『桜煮』…タコの脚を薄く輪切りにし、酒とみりんで煮た料理
『桜魚』…桜の咲くころにとれる小鮎
『桜粥』…小豆粥の異称
『桜月』…陰暦3月

日本人にとって昔から桜が身近にあったからこそ、
桜を使った表現がたくさん存在するのでしょうね。

『桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿』
なんてものもありました。
3月26日の毎日新聞に掲載されていた
代々『桜守』をしている佐野藤右衛門さんの話によると、
桜はちょっとでも傷つくとなかなか傷口がふさがらず、腐ることが多いのだとか…。

吉永小百合さんが桜の傷口をいたわっている姿を思い出しました。
現在公開中の映画『北の桜守』のワンシーンです。

桜は他の植物に比べて病気や虫などに弱いそうで、
いま、私たちが美しい桜を見られるのも、
何十年も前から、
庭師や樹木医、地域の方々が「桜守」になってお世話してきたからなのですよね。
映画を観たからか、今年は桜を見て、また違う気持ちが湧いてきた松尾でした。

東京の桜はもう散り始めました。
桜前線は北に移動ですね。
ではよい1週間を。

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