季節外れの冬休みをいただけることになり、その過ごし方に困っていたある日、
真ん中の姉からメールが届きました。
「ゆみちゃん、冬休み取れるとー?」
妹、すぐさま返信。
「なん、けいちゃん休みとれっと?!一緒取ろうや。」
こうして、妹は、運よく姉と一緒に旅行に行くことになったのでした。
行き先は、タイ・バンコク。
何か新しい発見がありそうな気がしません?
いざ、バンコクへ。 |
姉と。チャオプラヤー川の桟橋にて。 |
バンコクって、暑い。
蒸しかえるほど暑い。
日本の真夏並みでしょうか、『暑季』と言われるだけあります。
これは試練だ…と自分に言い聞かせているくせに、
なぜか自然と川の方へ向かう足。
こらっ。足のばかっ。でも、涼しい〜 |
チャオプラヤー川沿いには民家が建ち並んでいました。 |
川に潜っている子供や、魚を捕っている人も。 |
トゥクトゥクにも乗りました。
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風を受けて気持ちいいです!
ちょっと排気ガス臭いけど… |
ワットポーのお釈迦様。指紋も綺麗。 |
ワットポーには、その寺院の敷地内に、
タイ古式マッサージを受けられるマッサージ学校があります。
あちこち歩き回って足がパンパンだった私達は、早速1時間のマッサージを体験!
しかし!……拷問のようでした。
「イタタタタタ!」と叫ぶ私。
「あなた、からだ悪い。」と言い放ち、
素敵な笑顔で一層力を込めてゴリゴリやるマッサージ師の方。
隣の姉はというと…静かに、騒がず暴れず品よくマッサージを受けています。
なぜ?!
今にも眠りそうな姉。わめき続ける妹。
「イタイイタイ!」「だいじょうぶ(笑)」
ぎゃー、もはや観念するしかない!
クラクラしながら、試練だ試練だ…と唱えながら耐えぬいた、その結果、
なんと、翌日、マッサージしてもらった側の足だけまったく筋肉痛がありませんでした!
ご利益があったんでしょうかねぇ。
「タイといえば食べ物が美味しい」って、本当なんですね!
私のお気に入りは、船着場。
屋台が並んでいて、目移りしそうなくらい食べ物が並んでいました。 |
なんだこの果物は!
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「ドリアン、ドリアン」と言われて近づいてみたのですが、あれ
?臭くない!?まさか本物のドリアンは実は臭いがしないんじゃ!? |
なーんだ。正体は、ジャックフルーツという果物でした。
サッパリしていて美味かったですよ。 |
これはバナナを甘くしたデザート
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ストローでチューと飲むとおいしいココナッツ。
氷で冷えていました。 |
ホテルの朝食でも… |
パパイヤ。ハチミツやメープルシロップを付けて食べるらしい。 |
スアラルンナイトバザールの屋台でも、水上マーケットでも… |
その場で作ってくれたフォー。
あったかくて優しい味です。おなか壊したらフォーに限ります。
そして、憧れのアユタヤへ… |
アユタヤまで15ルピー(40円)は
やけに安いなぁ、と思ったら、 |
三等車でした。冷房もついてないし、
座席も板張り!でもみんな気さくで楽しい! |
2時間かけて、ついに到着 |
象に乗ってお姫様気分。 |
耳の後ろをこちょこちょっとして象を進めます。 |
子ゾウもいました!頭の毛が柔らかい! |
擦り寄って甘えてきて、本当にかわいい!!と二人できゃぴきゃぴしていたら、
その直後、しっかりチップを取られました。
小さくてもしっかり働いてるのね…。 |
ブッダになった気持ちで瞑想にふけってみたり…
遺跡に住む猫とたわむれてみたり… |
滞在中大変だったのは、交通手段。
トゥクトゥクはもちろん、船やメーター制のタクシーですら、値段の交渉をしなくちゃいけないんです。
地元のおば様や大学生によくしてもらった一方で、
タクシーに違う場所に連れて行かれたり、
ホテルの場所が分からないと言われたり、
最終日には、もはや交渉以前に「目的地に着けただけでも良かったね、けいちゃん」と、二人顔を見あわせていました。
そんな中、一番ほっとした交通手段はMRT(地下鉄)。
渋滞もないし、値段の交渉も必要ないし、空気もきれいだし。
ただし、凍えるほど寒い!
さらに、電車内の「優先席」の欄に、妊婦さんや高齢者のマークと一緒に、
黄色い袈裟を着たお坊さんの絵も描いてあったのは、衝撃的でした。
でもなんだかんだ言って、移動中の姉との会話が一番楽しかった気がします。
いつの日か3姉妹+旦那さんとか、みんなで一緒に旅行に行ったりして!
そして帰国直後、気温3度の池袋大勝軒へ。
気温差、30度。これはまさに、アレです。そう、試練です。
この際、どんな試練でも、こいや! |