2年前、劇団四季の創立55周年を記念して開幕した「55 Steps」。
東京からスタートし全国各地をめぐり、東京に凱旋。
いよいよ、11月に千秋楽を迎えます。
ソング&ダンス公演は、数々のミュージカルから名曲を選りすぐり、新たな振付・構成を加えたもの。
つまりは、名ミュージカルの魅力をいっぱいに詰め込んだ「宝石箱」なのです!
今回は、「キャッツ」、「オペラ座の怪人」などお馴染みの名作や、「ライオンキング」、「リトル・マーメイド」、「美女と野獣」などのディズニーの名作、劇団四季オリジナルミュージカル「夢から醒めた夢」や昭和三部作などなど…曲目リストを見るだけで心躍ります。
本当に贅沢な、エンターテインメントショー!
今回の演出・振付・構成を担当したのが、劇団四季を代表するダンサー・加藤敬二さん。
名シーンをただ抜き出してつなぎ合わせるのではなく、まったく新しい演出で見せてくれます。
特に印象的だったのが、「ライオンキング」より「早く王様になりたい」。
シンバがザズに王様への夢を語り、ザズが「あなたにゃまだ早い」という、例のシーンです。それが、あんな演出で生まれ変わるなんて!(観るまでのお楽しみです)
そして「キャッツ」より「メモリー」。
私も昔から大好きな名曲、早水小夜子さんの歌の素晴らしさは体が震えるほど!
そこにクラシック・バレエを加えることで、あんなにも世界が広がるなんて。
次から次へと、楽しい仕掛けがたっぷり。知らない演目の曲でも、目が離せません!
私の行った回では最後はスタンディングオベーションでアンコールが鳴り止みませんでした…。 |