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身長
163センチ(ここ1,2年で伸びました!)
出身地
高知県生まれの、基本東京育ち(転校生)
出身校
慶応義塾女子高等学校→
慶応義塾大学文学部文学科国文学専攻
入社年月日
1996年4月1日
星座
乙女座

6/6    6月。芍薬。&『おはぎ帖』第2回


木漏れ日チャージ♪

6月ですねえ。
梅雨、露、つゆ・・・と思いきや、毎日快晴夏日の続く東京です。
6月。ハレ。

この季節毎年楽しみにしているのが、芍薬。
ことしも、かつて芍薬用に購入した花瓶の出番がきて、嬉しくてたまりません♪


色っぽく♪


蕾フォルム。


開いてきたときの、このぼんぼり感♪がたまりません。

芍薬の、蕾フォルムがたまらなく好きなので、いつも必ず、
咲く前の状態で買い求めます。
ひらいていく様が愉しみなのですよね…
そして驚かされるのが水の減る速さ。
他の花より、芍薬ってとても水飲みがよくて。(わたし調べ^^)
ぐんぐんぐんぐん飲むので、切り花でありながら、お世話させてもらっている気持ちが増すというあたりが、なおのことカワユイといいますか^。^

そうそう「スーパーJチャンネル」のロケづいている今日この頃ですw
金曜日のグルメ企画、木曜日の旅企画、などなど行かせていただいておりますが、
あ!あした放送のロケがございます、お知らせさせてください。
6月7日(金)「スーパーJチャンネル」内夕方6時15分~33分です。
築地のおいしいものを食させていただきました。ぜひご一緒に。


通りかかった築地本願寺本堂。
インド様式の石造り、日本ではないみたいです。見惚れて写真を撮りました。

さて。こちらの「はぎノート」に転載している、
萩野志保子の『おはぎ帖』(4月よりauヘッドライン・ニュースEXにて連載中)ですが、

第2回は、「ウチには炊飯器がありません。(土鍋な毎日)」です。
ぜひ、読んでいってやってくださいませ。

ちゃちゃちゃちゃんちゃん♪ こちらです。↓

 


萩野志保子の「おはぎ帖」 第2回    (auニュースEX[テレ朝プラス]2013.4.29掲載)


鰤大根には柚子ですねえ♪

突然ですが、ウチには炊飯器がありません。

これを言うと、大変に驚かれます。
なんらかの事情で会話がここで終わってしまった方には、「料理をしない人」としてインプットされてしまっているかもしれませんね。まいったな(笑)

炊飯器を持っていないのは、土鍋でご飯を炊いているからなのです。

この土鍋(*1番目の写真です)でお米を炊くようになって、6年くらい経ちます。

『ドラえもん』のオーディションで出木杉くん役に決まり、『ちい散歩』のナレーションを担当することになったのが2006年。
初めての仕事に立ち向かうようになってから1年が経ち、大人の階段を上っていた頃でした。(34歳、あれ?遅いですか?^^;)

土鍋で炊き始めた最初のうちは、「おこげ」と愛でるには猛々しすぎる「単なる焦げコゲ」を作ってしまったり、そこを調整しようとして柔らかくなりすぎてしまったり。

いつか、「釜で炊くご飯を看板にしているお店のように、見事にツヤンツヤンに炊き上げたいぞ!」
願望をつのらせておりました。

はたして。
日々繰り返しているうちに。どうでしょう。
今では、鍋へのこびりつきがほとんどない、にもかかわらず、ちょうどいいオコゲがほんの少しできるという☆「黄金比ごはん」(笑)が炊けてしまうようになりました。イエイ^^/

こうなると、もう抜けられません。

確かに、
使うたびに土鍋の蓋も中蓋も本体も洗いますし、
当然保温はできませんので、しばらく置くときはおひつに移さなくてはならなかったり、
取っておきたい分は炊き立てのうちに小分けにして冷凍したり、と、
人によっては手間と感じるかもしれません。

なのですけれどもね。

慣れてしまうとこれが、ナンテコッチャナイ。
となるのだから、面白いものです。

その土鍋との出会いは、友人宅で夕ご飯をごちそうになったときのことでした。
稀有な才能、容姿、センスを持った彼女は、思慮深く慈愛に満ちていて、
10歳年下なのにとても大人。彼女の家に時々遊びにいくと、とても心があたたまります。
彼女のキッチンには、10何万円もする炊飯器がありました。
なのに、「コッチで炊いた方が美味しいのよ」と、黒く鈍光放つ重厚なこちらを取り出し。
20分もしたら、すべてができあがっていたように思います。

「おいひいい~。」

あっという間に炊き上がったオイヒクテたまらないご飯と、
インゲンと牛肉の炒め物、ワカメのお味噌汁、納豆。
「なんかおなかすいてきたね」という感じで突然の夕飯でしたから、
ありものでパパッとこしらえてくれたのですが、
ご飯の美味しさが、そんな素朴で気取らないおかずの味をさらに引き立てて。
はふはふいただきながら、
困ったことに、泣きそうになるくらい、美味しかったのを覚えています。

そうだよね。
高価な「土鍋風」炊飯器に憧れるより、「いい土鍋」で炊いちゃえばいいんだものね。

即効マネっこさせていただき、同じものを購入しました。

ご飯を炊くことを本分に追究し製作された専用土鍋は、1万8000円くらいでした。
陶磁器でありながらシンクで洗っているとき落としたくらいでは欠けないし割れないという頑丈さで、なにしろ炊き上がるのが早いので、
手元滑らせがちで空腹に耐えられない自分にはことごとくビンゴ(笑)でした。

すべてが昔帰りしたほうがいいなどとは思いませんが、
便利と謳われる、全方位的に機能フル装備なもの、
たとえそれが誰かにとって素晴らしいものでも、
「自分にとって」本当に便利で必要か、ピンとくる人でありたいものです。

ちなみに私の自慢は、
台所にあるすべての道具の風通しがいいところ。
文字通りの意味でもそうですが、比ゆ的な意味でも^^

見た目、手触り、どちらをとっても「惚れ込んだ道具」しかいらないと決めてから、
キッチンが大好きな空間になり、料理も家事も輝きだしました。
やっぱり私は、木のもの土のものが好きだあ~!(ステンレスさまも。)

40歳。キッチンだけでは、不惑でいられているみたい(笑)

萩野志保子

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