驚いたのが、描かれる朝番組が日本のものととても似ていたこと。
アメリカでも、
朝の帯番組は生放送のスタジオで、
ニュースのほかにお料理のコツを披露したり、主婦の知恵紹介、ゴシップなどなど、
「情報番組・ワイドショー」なのですね。
みなさんはご存知でしたでしょうか?
わたしはというと、
アメリカでは、朝もなんとなく、CNNのような報道番組かドラマなど?
というイメージがあったので、
まずそのことに驚きました。
生放送の朝番組。
ベッキーも、
夜中の1時半に起きて、局に入って、新聞読んで打ち合わせして・・・
と、「やじうまプラス」を担当していた当時のスケジュールと全く同じで、
単純にびっくりしてしまいました。
アナウンス部員、とくに現「やじうまテレビ!マルごと生活情報局」のメンバーに、おすすめしようと思います^w^
というと、
「テレビ業界の話だから、あなたは面白いと感じただけじゃないのか?」
というご指摘もあるかもしれません。
もちろん、自分の働く業界のことが描かれているからこそ、
身につまされたり、いたたまれなくなったり、
感情移入しやすいのかもしれない、というところは多分にあるかと思います。
けれど、それだけじゃないのです、本当に!
冒頭でお伝えした、
「ベッキー」、彼女がとにかく魅力にあふれていること!
これがこの映画の核だと思えます。
一生懸命だけど軽やかで、
まっすぐだけど憎めなくて、
力入ってるけど、どこか柔らかくて。
子供っぽいけどちゃんと大人だったりして。
女性として、自分に足りないところへの憧れと、
図々しいかもしれないとは思いつつ、ここのところだけはちょっと自分に似てるかも?
とシンパシーも覚えたりして、
そのあたりが絶妙で、心持っていかれてしまうのです。
一見女性向けの映画のように見えますが、
恋愛要素に力点を置くわけではなく、
「仕事と人生」を、軽やかに考えさせられる作品になっているので、
実は!男性にもすごくおススメ!!!な映画だと思います。
バレンタインデーにうまくいったカップルさんが一緒に観に行くもよし(笑)
職場同僚への義理チョコで散財したところで(笑?)自分へのごほうびに観に行くもよし、
春からの新生活を前に元気をもらえる映画ですよ!
テレビ朝日のメールマガジン a-friends シネマ ● 第454号掲載レビューに
加筆して掲載させていただきました☆
『恋とニュースのつくり方』
└─ http://www.koi-news.jp/
※丸の内ピカデリーほかで2011年2月25日(金)より全国ロードショー
配給/パラマウント映画
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