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12月28日 20回目の1月4日


2010年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会が開催されます。
今年で20回目を迎える、「イッテンヨン」。
新日本プロレスが、年に一回、世間に対して「プロレス」を問いかける勝負の舞台。
プロレスの地盤沈下が叫ばれ、世間に対する「プロレス」の影響力が弱まる中、新日本プロレスは、歯を食い縛って「イッテンヨン」を続けてきました。
何年も前から、新日本の「誇り」、新日本の「意地」、それらの耳障りの良い言葉だけでは、「イッテンヨン」を継続することは困難な時代に突入しています。
何しろ、100年に一度の大不況に襲われた日本にあって、それらの「感情論」だけでは生き残ることができないことは明白です。
それでも、新日本プロレスは「イッテンヨン」を東京ドームで開催することにこだわりを持っています。
今の時代、ビジネス的に成功を収めなければならないのは絶対条件です。
しかし、ビジネス的な成功だけを考えれば、何も「東京ドーム」に拘る必要はありません。
なぜ、「イッテンヨン」が、「東京ドーム」で開催されなければならないのか?
その理由は、新日本プロレスには、業界の盟主としての責任があるからです。

今の時代、残念ながら「プロレス」というジャンルは世間から見れば、とても「小さな世界」です。
その「小さな世界」が、自団体のことだけを考えて、ビジネスライクにだけ行動すれば、
その「小さな世界」はより狭く、より矮小なものへと変化します。
それは、業界の盟主には許されない行動です。
新日本プロレスは業界の盟主として、世間一般に対して、「東京ドーム」という日本屈指の巨大会場で
「プロレス」を開催する責任があるわけです。

そして、20回目の「イッテンヨン」は、プロレスの歴史的反攻のきっかけになるかもしれません。
プロレスは「3D」という最強の武器を手に入れました。
プロレスを「3D」で収録することの可能性は無限大です。
プロレスは、幾多とあるスポーツの中で、「3D」に最も適したコンテンツであることを証明しています。
テレビ朝日でも「イッテンヨン」を「3D収録」することで、様々な販売経路を確保する見込みです。
すでに下記サイトでも紹介されておりますが、ワーナーマイカル系列の映画館での3D上映も決定しました。
http://www.tv-asahi.co.jp/wrestling/

20回目の「イッテンヨン」は、プロレスの流れを変える運命の分岐点。
だからこそ、アナウンサーにも東京ドームに適した実況が求められます。
例年通り、酒を断ち、お節料理は目で堪能し、ベストコンディションで「イッテンヨン」を迎えるべく
最善を尽くす次第です。

当日は特番も決定!!
『新春ワールドプロレスリングスペシャル! 1.4東京ドーム』
2011年1月4日(火)深夜1時21分〜深夜2時34分(テレビ朝日)
※73分に渡って放送!!(一部地域を除く)

2010年1月4日、「プロレスの日」。
チケットはまだあります。
歴史的な瞬間を目撃したい方は会場に足を運んで下さい。
会場に来られない方は是非、テレビ朝日で存分にお楽しみ下さい。

 
 
    
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