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11月27日 報道されない“ある仕分け”実況

鳩山政権の目玉のひとつ、予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」が白熱。
しかもこの歴史的な作業を“フルオープン”で誰でも見ることができるのです!
これが凄い!というわけで、私もようやく傍聴しに行ってきました。

場所は東京・市ヶ谷にある印刷局市ヶ谷センター内の『体育館』。


まさにバトルには格好の舞台

中に入って渡されたものは…


事業仕分けのプログラム?!

会場には3つのワーキンググループに分かれていて
「今」「どこで」「何の事業を」「結果は」がまとめてわかるように。


紙で貼り出し

まず私が傍聴した第2WGでは丁度こんな事業テーマが…

「経済産業省担当・コンテンツ、生活関連産業に対するイベント支援
(コンテンツ産業強化対策支援事業、生活関連産業ビジネス拠点支援事業)」

?????これは一体、何の事業なんだ????
と議論を聞いてみると…
「1人あたりのファッションショーに幾ら援助しているのか?」
「300万ほどです」
「有名になったデザイナーにはどんな人がいるのか?」
「○○さんや△△です」
「有名になったのはその人の実力じゃないの?
この事業の成果と言い切れるの?」

というような会話が。

「ふ、ふぁ、ファッションの話!?」

若手ファッションデザイナーやファッション関連企業のために国が支援して
パリコレのようなファッションショーや繊維の見本市みたいなものを開催している。
世界で活躍できるデザイナーを育てよう…というような事業。
ここに年間6億、5億円という予算がついている。

意外や意外!事業名からは想像もつかない中身でぶっ飛びました(汗)
そして結果は…


“要するにファッション支援”の判定は「縮減3分の1」

さて第3WGでは…仕分け人vs防衛省


真ん中、白いスーツは蓮舫議員

資料を見ていると自衛隊の制服関連予算についてはこんな写真が…!?


長年使うとこうなってしまう…の図

だから予算切らないで、と言いたいのであろう。うひゃ、細かい、実に細かい!

このような綿密な議論や判定を続けるのは頭が下がります。
でもズボンの裾を直すのがいいか悪いかまで議論しなくてはいけないのかなー?なんて思っちゃいます。

税金を必要以上に使う、或いは天下り組織・役職へ流すといった「無駄遣い」を
追及し、あぶり出し、削減する。
同時に、
何も財政が厳しい今それを実行することはないんじゃない?
という“プチ贅沢”事業かどうか判断するのが大事ですよねー。

事業仕分けは終了しますが、このあと政府が最終判断をどうするのか
まだまだ目が離せません!

 

「あのさー、ちょっと欲しい腕時計があるんだけど…」
「何?だって今使っている時計あるじゃない!壊れたわけじゃないでしょ!?」
「そうだけどカタログ読むと新しい機能がついていて・・・」
「それならカタログから写真切り取って腕に巻いてたら?」
「…(瞬殺)」

我が家でのある場面と重なるなぁ…としみじみ。ウチの仕分け人も手強い。

 

   
 
    
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