私が学生時代から愛用しているヴァイオリンが今年100歳を迎えました。
せっかくなので、お祝いをしてみました。
この楽器はイギリスの楽器です。
私のところに来たのは20年前、ということは妻よりも長い付き合いです。
一番の思い出はイギリスに1年住んでいたときに、
この楽器で地下鉄の駅で弾いて小銭を稼いだことかな。
演奏会はもちろんですが、
今でもちょっと空いた時間にこの楽器と会話することが楽しみなんです。
しかも、100年なんて・・・これまでどんな人の手を渡ってきたのか想像したり、
自分はまだその5分の1しか一緒じゃないのかと、歴史の重さを痛感したり。
まぁよく生き抜いてこられました。
あまりヴァイオリンを隅々まで見る機会もあまりないと思うので、
ちょっとご紹介いたします。 |
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ヴァイオリンの顔にヒゲみたいに見えるのがf字孔(えふじこう)といいまして、
ここから楽器の中を覗くと・・・
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ラベルが張ってありここに製作年が記されています。
「1908」は1908年に作られたことになります。
さらに、見えますか?楽器の中に細い「柱」のような棒が立っているのを! |
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これは「魂柱」といってこれがきちんと嵌っていないと音が出ません。
まさにヴァイオリンの「魂(たましい)」なのです!
そして音を出すには「弓」も必要です。 |
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張ってある白い毛は何の毛かご存知ですか?
答えは「馬のしっぽの毛」です。
さらに、真ん中の黒と黄の縞々模様の部分は指のグリップになっていて
ここには「鯨のひげ」が使われています。 |
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ヴァイオリンにも様々なサイズがあります。息子たちの楽器を入れて3兄弟!
体の成長に合わせて楽器も大きくなっていきます。 |
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100歳のお祝いをケーキで。美味しかった・・・。
久々の更新なのにこんな“自己満”なネタで恐縮です。
100年に一度と思ってご容赦ください♪ |
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