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身長
175cm
出身地
東京都
出身校
法政第一高校→法政大学法学部
入社年月日
2010年4月1日
星座
牡牛座

2014/10/30 土偶にハマる

上野の東京国立博物館で開かれている日本国宝展。
歴史的にも美術的にも類まれな価値を持つ「国宝」が約120点も展示されています。

 

 

中でもイマ、女性を中心に話題沸騰中なのが「土偶」だといいます。

まだ宗教が伝来してくる前の縄文時代に
古代日本人の信仰の対象だったという「土偶」は、
多くは壊れてしまっていたり作成時期が不明だったり。
国宝に指定されているのはたったの5点だけ!!

現在はそのうちの2点が先行して展示され、
11月21日(金)以降は5点が初めて一堂に会することになっているのです。

 


4000年~5000年も前に作られた
“縄文のビーナス”

 

展示室で目にした土偶はシンプルながら非常に独創的。

ぽっこりと丸みを帯びるようにデフォルメされたお腹やお尻は母性を連想させ、
芸術的センスを持ち合わせていないと自覚している私でも
生命に対する神秘さを感じざるを得ません。
それでいて、ゆるキャラの「くまモン」にも通じる愛嬌を覚え、
なんだか古代日本人と現代の自分との距離がグッと縮まったかのような
不思議な感覚に浸ってしまいました。

 

大盛況の展覧会はお土産売り場も常に人だかり。
「土偶」のぬいぐるみや、お菓子などが売られていますが
特に老若男女問わず人気だったのが「土偶」のカプセルトイ。

 

 

一回300円というお手頃価格。
確かにワンコインせずに“国宝”が手に入るならお安いもん。
私も「久々にお土産でも買って帰ろうかなぁ〜」
なんて軽い気持ちで、取材の合間に試しにガラガラポンッ。

 


先行展示されているうちの1
“合掌土偶”のトイ

 

おぉー!こっ、これは素晴らしい!!!
模様や焼き色など細部まで再現されている精巧さ。
予想以上のクオリティにテンションが上がります。

ふむ。せっかくだからもう一回やってみるか。

ん?いいぞー。

よし、まだまだ。

えいや!もういっちょ。

と、続けていると・・・なんと偶然や偶然、
4回のチャレンジで効率的に四種類の土偶をゲット!
ブルー、グリーン、イエロー、ブラックと色分けされたカプセルを揃え、
国宝「土偶」5体すべてを制覇するのに残すはピンクのみとなったのです。

 

「むむむ。ここまできたら最後まで挑戦するしかない」

 

あと一球で完全試合を達成するときのピッチャーのような
妙な使命感と緊張感が私の意識を支配していました。
人生で一度もそんな場面に遭遇したことはありませんが。

 

胸の鼓動、一拍一拍を感じながら
300円を投入し、いざ勝負!!!

 

えいや!!

 

・・・コロン。

 

出てきたのは無情にも
再び、ブラック。
コンプリートはそう甘くありません。

気が付くと5回のチャレンジで
お土産を購入するために持っていたお金を使い切ってしまいます。
しかし、その頃には周囲に十数人もの見物客が私を囲んでいました。

「あとピンクだけだって!」
「お兄さんスゴいねー」
「あの人だれ?」
「見て!着ているジャンパーにtv asahiって書いてあるよ!」

自己満足だったはずがいつしか大勢の期待を背負ってしまい
完全に引き下がるわけにはいかなくなりました・・・。

取材に同行していた番組スタッフにお金を借り
黄色い声援と好奇の視線を浴びながら、
いざ、6回目のチャレンジ!

 

 

今度は機会を見計らい、カプセルの数が減った台を狙い撃ち。
そろそろピンクが出るのではないかという
ある程度の予測をしたうえで、いざ勝負!!!

 

がちゃ、

 

コロコロ、

 

・・・ポン。

 

 

よぉっしゃあーーーー!
見事にピンクが降臨!!
6回目の挑戦で五種類のカプセルトイをコンプリート!!!
周囲からは「おぉーっ!」という歓喜の声が轟きました。

 

 

 

11月21日(金)の公開を待たずして、国宝の「土偶」5体を拝むことに成功。笑

私、幼少期も含めてカプセルトイに熱を入れたのは人生で初めて。
これは年齢とともに往生際が悪くなったのではなく
土偶の持つパワーがそうさせたのだと確信しています。

そんなわけで。オススメです、国宝展。
12月7日(日)まで!

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