1. トップtop
  2. アナウンサー一覧
  3. パーソナルコラム
  4. バックナンバー
身長
175cm
出身地
東京都
出身校
法政第一高校→法政大学法学部
入社年月日
2010年4月1日
星座
牡牛座

2013/6/7 海女ちゃん

先日、とっても可愛らしい女性を取材してきました!


中川静香さん

ぱっちりまつ毛に色白メイクを施す彼女。
こう見えても・・・と言ってはちょっと失礼ですが、
大学に通いながら海に潜っている現役の海女さん!!

三重県伊勢志摩地域のPR大使を務めるミス伊勢志摩にも選ばれ
学生、民宿のお手伝い、海女と“4足のわらじ”で多忙な日々を送っています。


ミス伊勢志摩

 

実は彼女のお母さんとお祖母さんも現役の海女さんで
全国的にも珍しい3世代にわたる海女さん一家なのです!

 


左から海女歴57年の祖母・寿美子さん
お母さんの早苗さんと、静香さん

イマドキの女子大生らしく、派手なネイルをして海へと潜る静香さんに
大ベテランのお祖母さんは「あんなことしとったらアワビ獲れへん!」と一喝。笑

しかしそう語るお祖母さんの目尻は常に下がりっぱなしで
海女漁を受け継いでくれた孫娘のことを心から応援しているんですね。

 

全国的に海女漁は、漁獲量の減少や高齢化のため担い手が不足しています。

静香さんの住む三重県鳥羽市も例外ではなく、
命がけで過酷な海女漁を受け継ぐ若い人はほとんどいないそう。

では、なぜ彼女は海女さんになったのか?

 

「この家が、この町が好きだから」

 

同世代の友人が次々と県外へと出てしまうことを寂しく感じていた静香さんは、
「自分の好きな町でできることは何か?」を考えたときに
自然と身近な存在であった“海女”になることが思い浮かんだそうです。

 

「初めは1時間半潜って1個獲るのがやっとだったアワビも、日によって2個、3個と獲れるようになってきた!」
「獲ってきたアワビを民宿のお客さんが美味しい美味しい!と食べてくれるのが嬉しい!」

 

海女漁のやりがいについて語るときの静香さんの瞳はキラキラと輝いていて、
私はすぐに、真っ直ぐで意志の強い彼女のファンになってしまいました。

 

いま三重県の鳥羽市と、隣接する志摩市では
伝統的な海女漁を文化・風習として残そうと
無形文化遺産に登録しようという働きかけを行っています。

「まだまだ私は半人前」と謙虚に語る静香さんも
海女漁の魅力をもっと多くの人に感じてもらいたいと思っているそう。

海女さんをテーマにしたテレビドラマが人気ですが、
これからますます、彼女の活動から目が離せません!

このページの先頭に戻る