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6月22日 サンデースクランブル取材日記

先日サンデースクランブルで訪れたのは長野県佐久市。
この場所に、ここ数年で急増しているという「アオサギ」を取材しました。

ちなみに、アオサギというのは皆さんあまりなじみがないかもしれませんが、実はとても大きい鳥で、羽を広げると1メートル60センチほどになります。
彼らは近くの養殖場の魚を、夜な夜なやってきては次々食べていく、養殖場の方にとっては非常に困る鳥なのです。

さて今回の取材、僕らの一番の敵は、「川鵜」でした。
といっても、別に川鵜に直接邪魔をされたということではありません。
実は、以前にこの番組で川鵜の取材をしたことがあり、なぜかそのイメージがしっかりと脳にこびりついていたのです。

ことあるごとに、「アオサギ」と「川鵜」を間違えてしまうスタッフ一同。
特に僕はリポートしている間にも間違えてしまうということが何度もありました。
(スタッフの皆さん、失礼いたしました!!)
またその後のスタジオでも、何度か「川鵜」という単語が頭に浮かんできて、そのたびに言葉を飲み込んでいたということがあったのです。ばれていなければいいのですが・・・(汗)

そもそも、なぜ「アオサギ」と「川鵜」を間違えてしまうのでしょうか。
ここからは、完全に僕の言い訳なのですが(笑)、両者はなんとなく外見のシルエットが似ています。そして営巣する場所もなんとなく似ていて、さらには被害もなんとなく似ているのです。本当はぜんぜん違う種類の鳥なんですけどね・・・。

注:「アオサギ」はコウノトリ目サギ科
    「川鵜」はペリカン目ウ科


だからと言って、取材対象の名前を間違えるなんて、もちろん良いわけはありません。ただ、それほどの影響力が「川鵜」には確かにあったのです。
すべての撮影を終えて、東京への帰途についた車内でディレクターが叫びました。
「あっ、ここ川鵜がいたところだね!!」

「川鵜」、恐るべし・・・。

クレーンを使って巣の様子を観察しました
   
 
    
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