三上大樹

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ボイスサンプル
身長
178cm
出身地
神奈川県
出身校
神奈川県立横須賀高等学校→
早稲田大学スポーツ科学部
入社年月日
2009年4月1日
星座
牡羊座

2014/8/11  熱闘甲子園 開幕

いよいよ夏の甲子園が開幕。
全国3917校が「オモイ」を馳せた夢舞台。
辿り着いた49校の熱い夏の始まりです。

今回、熱闘甲子園を担当させていただけることになり
各地方の取材をしてきた中で、忘れられない光景があります。

秋田県立角館高校が、甲子園初出場を決めた秋田大会。
去年決勝、延長15回サヨナラ負け、2年生エースとしてひとりで投げ抜いた相馬和輝投手が今年も決勝戦を投げ抜き、ついに甲子園を掴みました。

そのエースの力投の影で、目に焼き付いた光景。
角館高校の三塁側ブルペン。
そこには、背番号10、伊藤健也投手が、甲子園が決まる9回ツーアウト、ツーストライクまで、ひたすら投球練習を続ける姿がありました。

昨夏決勝を含め全試合投げ抜いた相馬くんは、
夏が終わると右肩を痛めボールを投げられなくなってしまいました。
絶対エース不在のなか、チームを、そして、エースを支えたのが伊藤くんでした。

『いまは俺が支えるから、夏までに必ず戻ってこい!』
リハビリ中のエースを鼓舞し続けたそうです。
そして、エース不在で迎えた秋。
その言葉通り伊藤くんはチームを県大会優勝に導きました。
もうひとりのエースがチームに誕生したのです。

迎えた最後の夏、
背番号10のエースは
『うしろには俺がいるから!』と声をかけ背番号1をマウンドへ送り出します。
背番号1のエースも
『うしろには健也がいるんで』と全幅の信頼を背に、決勝戦を投げ抜きました。
ブルペンでは、試合開始から、そして勝利の瞬間まで投げ続けた背番号10。
間違いなく二人で投げ抜きたどり着いた甲子園です。

秋田の二枚看板が、
甲子園のマウンドでどんなピッチングを見せてくれるのか楽しみです。

そして、岩手大会決勝で見た光景は、今でも鮮明に記憶に残っています。

三年連続で同じ顔合わせとなった岩手大会 盛岡大付属と花巻東の決勝
5-4、わずか1点差で盛岡大付属が甲子園を掴みました。

去年のリベンジを果たし、喜びを爆発させた盛岡大附属。
一方、敗れた花巻東、悔しさが溢れ出ていました。
閉会式の準備中、球場が取り戻したひと時の静けさ。
そんな中、花巻東のベンチからは嗚咽がもれ響いていました。

そして、グラウンドで盛岡大附属の優勝インタビューが始まろうとしたときのことです。
敗れた花巻東ベンチ
泣き崩れる選手達がいる中、何人かの下級生たちが、顔をあげ、グラウンドをじっと、見つめているのです。勝者のインタビューが終わるまで、彼らは決して下を見ることはありませんでした。

悔しさでひざまずく姿は、それだけすべてを懸けて臨んだ3年間の努力の証。
現実を見つめようと、前を向く下級生の姿は、新たな闘いの始まり。
「この悔しさは決して忘れない」と必死に前を向いた彼らの姿
私も決して忘れません。

台風の影響で史上初めて開幕が2日間、順延となりました。
はやる闘志を胸に秘め
いよいよ球児たちの熱き闘いが始まります。

 

熱闘甲子園
8月11日(月)~決勝戦まで連日放送
(月~金)よる11:10  (土、日)よる11:15
http://asahi.co.jp/netto/

 

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