私はピアノとサッカーでした。
どちらも中途半端で終わってしまったなあ、という感じです。 特にピアノの先生のところに通うのが気が重くて。 姉が習っているから自分も、がよくなかったようで。
長続きした“習い事”は(小さいころの習い事とは厳密に言うと違いますが…) 大学時代に「これだ」と思ってはじめた落語だけ。 どんなに覚えるのが大変でも、どんなに緊張しても、苦になりません。 好きこそ物の上手なれ。やはり「好き」って大事ですな。
それはそうと子供の習い事ですが、わが子らは何だか結構色々やっております。 「体操教室」に「水泳」が基本の習い事で、その他短期で「生け花」をやったり 「ミュージカル」の教室に行ってみたり。
なかでも長女のお気に入りが「茶道」。 先生は裏千家の師範の免状を持っている私の母、つまりお祖母ちゃん。
最初はお菓子が食べられるというので興味をもったのでしょうが、茶せんの扱いやら、袱紗(ふくさ)のたたみ方やら、大人でもこんがらがるような複雑な所作まで面倒くさがらず真剣に取り組んでおります。
家でもお稽古できるようにもらった茶道具一式が娘の宝物。なかなか大人びた宝物でしょ。 妙に古典志向なのは父の影響なのかなあ、と思うと小さな幸せを感じる今日この頃なのでした。