大事なものを人に貸すというのはちょっと勇気がいる。
しかし、貸したまましばらく経つと少し不安になったりして
その結果、貸したものの価値を再認識したりもする。
IWGPジュニアのベルトは「貸した」わけではない。
「奪われた」のだ。
だから「返してくれるのか」「帰ってくるのか」は奪った本人次第。
取り返さないとベルトはまず戻ってこない。
チャンピオンの丸藤正道(ノア)には自分から返すつもりは
ないようだ。逆に返上でもされたらそれこそ赤っ恥である。
だから血眼になって新日本の選手は取り返しにいく。
ところがことごとく返り討ちにあってしまっている。 |