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Reported by 萩野志保子
「井筒監督喜怒哀楽!イタリア☆シネマな旅」
     
放送日時 1月19日(日)午後3時30分〜夕方5時25分放送
キャスト 井筒和幸 映画監督
勝俣州和
萩野志保子
 

イタリア映画、というと皆さんはどんな作品を思い浮かべますか?
「ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradizo)」「ライフ・イズ・ビューティフル(La Vita Bella)」「イル・ポスティーノ(Il Postino)」「マレーナ(Malena)」…90年代以降、とてもポピュラーになった感のあるイタリア映画。好きな映画と訊かれれば必ずいずれかを挙げる方も多いのでは?

はたまた、
「いやいや、やはり往年のイタリア映画ビッグスリーでしょう。デ・シーカ・フェリー二・ビスコンティ。」と、ヴィットリオ・デ・シーカの「自転車泥棒(Ladri di biciclette)」1948、フェデリコ・フェリー二の「甘い生活(La dolce vita)」1960、ルキノ・ビスコンティの「若者のすべて(Rocco e i suoi fratelli)」1960などなどを挙げる通な方もいらっしゃるでしょうね。

それとも、「『ローマの休日』って、ハリウッドだけどイタリアが舞台だし。」とか、「そんなこと言うなら、コッポラの『ゴッドファーザー(Il Padrino)』しかあり得ないでしょー!!イタリアに関する映画に関しては朝までトークできちゃうよ」、という声も、今にも聞こえてきそうです。

シチリア地元の方とお食事

さてさて、そんなあなたなら格別なことこの上ないに違いない番組が、1月19日、日曜日午後3時半から放送されます。
訪れたのは、フィレンツェ郊外、ローマ、シチリア島コルレオ−ネ村。当然、映画人・井筒監督の「シネマな旅」であるからして、「ならでは」なこと間違いなしです。

ローマではしっかり、「チネチッタ撮影所」偵察を敢行。

チネチッタ入り口

1936年に設立された、国立の「チネチッタ撮影所」。巨匠フェリーニが愛した、イタリア映画の殿堂ともいわれる映画人憧れの場所です。撮影所だけでなく、国立の映画学校や研究所、そして現像・編集室までをも備える、まさに「Cinecitta」=映画の街。
美術倉庫にはさまざまな小道具が無造作に置かれていて、「え!?このハリウッド映画もチネチッタで撮影されたの!?」という驚きの連続。ぜひぜひ放送でチェック必須ですよ☆

そして、公開中の話題作、マーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブ・ニューヨーク」で使われた19世紀のニューヨークを再現した巨大セットも目撃する機会をも得てしまったのです!! 

そしてそして!!監督も勝俣さんも、スタッフ皆も、かくいう私も、クルー全員で最も鼓動ばくばく昂揚したのが、シチリア島コルレオ−ネ村。

ピンときた方も多いはず。そうです。あの『ゴッドファーザー』のコルレオ−ネ・ファミリー、まさにそのコルレオ−ネです!!
まず、なんと言っても「コルレオ−ネ村」が実在することからして驚きじゃあありませぬか!さすがフランシス・フォード・コッポラ。出演者にもイタリア系というこだわりを追求していらしただけに、ストーリーの背景にも確固たる裏付けがあったんですね。まさにリアル。

コルレオ−ネ村ゴッドファーザーゆかりのリストランテにて

シチリア島というと、「マフィアを連想するけど、でも昔のことでしょ。今では観光地として一般的だし…。」というところが通常セオリーかと思います。がしかし。それは都市部に限り。やはり「コルレオ−ネ村」のような田舎となると、日本人の観光客などいないのが現状です。独自の文化、風習を守りつづける土地。早々私たちクルーを「目が点」状態にしたのは、現地コーディネーターのこの一言。「コルレオ−ネ村には、今まで一度たりとも日本のテレビカメラが入ったことはありません。写真のカメラマンが来たことがあるだけですよ」何とまあ!そして鼓動をなおハイペースにさせる、現地ガードマンのさらなる一言。「渋滞の理由は、この先で銃撃戦があったようです」なんて淡々とした口調で。井筒監督も勝俣さんも、皆で目を見合わせながら無口になるしかない…。

そんな「コルレオ−ネ村」でありますから、監督とともに、コルレオ−ネ村のドンに礼を尽くす意味でも、きっちりご挨拶をするところからスタート。

コルレオ−ネ村 カステルルーチ家のドンと奥様

ゴッドファーザーの故郷だからこそ、それこそ驚いてあごが落ちそうになる「人」との出会いもあります。まんま、ドキュメントでテレビカメラが立ち会っているのですから、これはもう貴重なことこの上なし!

日本のテレビ史上初めての映像を、ぜひ皆さんも目撃してください。
尚且つゴッドファーザーファンの方となったら、ますます「通」になっちゃってゾクゾクするやもしれませぬぞっ!

 
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