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2018/5/9 男性アナウンサーのメイク

ふと気になったことがあります。
それは……

というのも、男性アナもテレビに映るときは、
肌のトーンを整えるためにベースメイクなどをすることが多いんです。

女性アナウンサーのメイクについては取り上げられることもありますが、
男性アナウンサーのメイクについては、私も知らないことがたくさん!

そこで、実際に話を聞きました!

まずは、『グッド!モーニング』でリポーターを務め、
スタジオ出演もしている 草薙和輝アナウンサー!

仕事のときのメイクはどんなことをしていますか?

メイク、というほどの大層なことでもないのですが、
大まかに分けると全部で3段階でしょうか。

はじめに、コットンに染み込ませた化粧水を顔になじませます。

次にファンデーションですね。

私が使っているのはスティックタイプのものです。
これをメイク室にあるスポンジにつけて、
気になる部分に軽く塗ります。

仕上げに、フェイスパウダーをサラッと全体に……。

はい……、これだけ……、ですね。(笑)
トータル3分もあれば終わるかと思います!

持参しているのはファンデーションのみで、
その他のアイテムはメイク室にあるものをお借りしています!

思ったより簡単!しかも早い!!
私なんて30分くらいかかります。
やはり女性のメイクとは、内容もかかる時間も違いますね!

メイクのポイントはありますか?

私、実はかなりヒゲが濃いので、
ちょっと油断すると、すぐにヒゲが目立ってしまうのです。

それを防ぐために、
鼻の下、そしてアゴを主に、注意深く塗っていきます。

しかし!
そこで気を付けなければならないのは、
注意深く塗りつつも、塗り過ぎないようにすること!!

まだメイクにもあまり慣れていない1年目の時、BSニュースを担当したのですが、
ヒゲを隠すことを意識しすぎるあまり、ついつい塗り過ぎてしまいました。

その後、自分が読んだニュースを先輩に見てもらおうと、
録画したものを確認すると……、
顔と首の色の違いにビックリ!

先輩にも、
「ニュース読みの中身より、メイクの方が気になる」
と突っ込まれてしまいました……。(苦笑)

それ以降、「メイクは最小限」の意識を念頭に、
短時間で効率的に済ませるようにしています!
ファンデーションの色は、できるだけ肌の色に近いものを使うようにしています。

顔と首の色が違う……私もそんな経験あります。(笑)
メイクをしているときは、
顔しか見えていないので気が付かないんですよね……。

「メイクは最小限」。
この言葉、私もメイク研修で言われたなと思い出しました。

メイク研修は、
新人アナウンサーの研修中に、メイクを教えてもらう講座で、
女性と同様、男性も受けるんですよね。
男性はどういうことを教わるのでしょうか。

一番記憶が新しい井澤健太朗アナウンサーに聞いてみました!

メイク研修、懐かしいです。

研修では、
全くメイクのことを知らない私のために、一から教えてもらいました。
道具の名前や用途、使い方。
何も知らなかった私には、すべてが同じものにしか見えませんでした。

ファンデーションを塗ったり、眉毛を描いたりと
じっくり1時間以上かけて教えてもらいました!

初めてメイク道具を触った時は、
粉のファンデーションでスーツが白くなってしまったのを覚えています。
1人慌てていると、メイクさんに
「肌のきめが細かいからメイクをしなくてもいいかもね」と言われました。
今思うと、褒められたのではなく、あまりに不器用だったからなのでしょうか……。

番組を担当するようになってからは、
外でのリポートの日にはメイクはしないものの、
4月からスタジオ進行を務めている「弁護士といっしょです」という番組では、
現場に用意されている道具でメイクをしています。
スタジオ進行とともに、メイクも頑張りたいと思います!

女性は、ある程度メイクやメイク道具の知識があるかもしれませんが、
男性はわからない人も多いですよね。

ファンデーションの粉をこぼしている井澤アナ、
なんだか想像できるような……!
でも、そこから約1年経ちましたからね。
きっと今では慣れた手つきでメイクをしているのはないでしょうか。

4月から始まった『弁護士といっしょです』では、
メイクだけでなく、スタジオ進行も頑張っている井澤アナ。
是非ご覧くださいね。

『スーパーJチャンネル』、
『お願い!ランキング』ではリポートを担当していますよ!

続いては、
水木金は『ワイド!スクランブル』、
土は『週刊ニュースリーダー』、
日は『サンデーLIVE!!』を担当している
小木逸平アナウンサー。

メイクについて教えてください!

届いたばかりの夕刊紙をチェックして記事を選んで線を引き終わってから
橋本大二郎さん、大下アナとの打ち合わせが行われるまでの時間が約10分。
この間に着替えて、髭をそって、髪型整えて、ちょっとファンデーションぬりぬりして、
と超特急で整えます。

ファンデーションを塗るメイクが私に必要なのか、という根本的な疑問もありますが、
メイクをすると「出演する」というスイッチが入るんですよね。
メイク前は“インプットの時間”でメイク後は“アウトプットの時間”で
集中力の方向性が切り替わる……そんな気がしています。

えっ!10分で、着替えにヘアセットにメイクですか!?
なんて早いのでしょうか!
先ほどの草薙アナもそうでしたが、
男性アナのメイク時間ってそんなに短いんですね!
そして、メイクによってスイッチが入るというのはわかるような気もします!

さて、女性の場合、スタジオや季節によってメイクを変えているアナウンサーもいます。
小木アナも、時と場合によって何か変えることはありますか?

取材で外を駆けずり回っていたころは特にですが、日焼けして黒くなるので
日に日にファンデーションの色と合わなくなるんですよね~。
そんな時は、実はちょっとずつ色調整しています。


日焼けしていた数年前の1枚

外での取材は、日焼けしますよね。
この写真の頃の小木アナ、今と比べるとだいぶ日焼けしていますね~。
確かに、肌の色が変わると、ファンデーションも変えないといけないですよね!

最後は、『報道ステーション』を担当している
寺川俊平アナウンサー。

いわゆる「ドーランを塗る」作業オンリーです。
青髭や吹き出物を隠します。
あとは、髪の毛のセットを自分で全部やります。

メイクは至ってシンプル!
そして髪の毛のセットの話がありましたね。
実は、女性アナは基本的にヘアメイクさんにセットしてもらえるのですが、
男性アナは自分でセットしています。

いわゆる顔に施すメイクは、ドーランを塗ること以外なにもないですが、
男性は全て自分の手でセットするので、
日々試行錯誤を重ねています。
ヘアワックス・グリース・ジェルの3種類の整髪料を駆使して、
日によって、状態に合わせて、使うものを選んでいます。

いずれにしても整髪力の強いものです。
一度セットしたらできるだけ触りたくないので。

さて、今日はワックスとグリースを混ぜて使いました。
ツヤが出て毛先をコントロールしやすいんです。

ちなみに、身だしなみとして常に気を付けているのは
正面からだけの見栄えを求めるのでなく、
カメラで横や斜め後ろから撮られたときにもキチンとさせていたい、ということです。
どの角度から見ても違和感のないセットを心がけています。
とにかく恥ずかしいけど、いくつかの角度から写真撮ってみました。

……まあ、まだまだなんですけどね……。
池谷、どう?微妙かな?(笑)

え、ええっと、そうですね。
ス、ス、ステキだと思います!!

とまぁ、私の意見はいいんですよ。(笑)
どの角度からみても違和感のないセット。
これは大事ですよね!

しかし、3種類の整髪料を駆使しているなんてすごいですね!
私は、1種類の整髪料をつけるだけでも、
どこにどのくらいつければ思った通りの髪型になるのか、苦戦しています。

さて、数人に話を聞きましたが、
やはりメイクにかかる時間は女性よりも圧倒的に短いんですね!
確かに、メイクの作業も少ないですしね。

しかし、最小限のメイク。
ファンデーションの色の調整。
どの角度からみても違和感のないセット。

こう考えると、女性アナウンサーのメイクにも通じるところがあって、面白かったです。
というわけで、今回は男性アナウンサーのメイクについて調べました!

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