かつてが面倒をみた栄一が爆弾を身にまとい現金輸送車を襲撃!?
爆弾で男を操り、銀行を襲わせる新手の強盗事件が続発。
栄一の疑いを晴らすため、捜査に乗り出した右京は・・・!?

3月2日(水)
第16話 「人間爆弾」



 右京水谷豊)と寺脇康文)が捜査一課の伊丹川原和久)に呼び出された。爆弾を武器に現金輸送車を襲った犯人が2人を指名したらしい。というのも、犯人はかつてが面倒をみてやった栄一(マギー)。借金の取り立て屋という危ない仕事から足を洗い、彼女と結婚。北海道で幸せに暮らしているはずの彼がなぜ? そんな疑問を抱くに栄一は、何者かに爆弾を身体につけられ現金輸送車を襲わなければ爆発させる、と脅されたのだという。どうやら真犯人はそんな栄一をCCDカメラで見張っているらしく下手な動きをすると爆弾が爆発しかねない。
 は爆弾処理班から「背後からなら接近できるかも」という意見を聞き、右京らの静止を振り切り処理班とともに栄一の背後へ。懸命に爆弾が入ったベストをカッターで切り裂き、なんとか栄一と現金を守り抜く。
 解放された栄一は、東京で地元の名産を使ったイベントをやるために上京。同僚とデパートを回って契約をまとめた後、一旦別れて別行動になった途端、何者かにスタンガンで襲われたという。そして気が付いたら爆弾付きのベストを着せられていて・・・。
 伊丹らは栄一の前科を持ち出し、自作自演ではないかと疑いを・・・。しかし、右京も、そして駆けつけた栄一の同僚・塩塚(菅原大吉)も「馬鹿馬鹿しい」と笑い飛ばす。
 なんとか解放された栄一は子供ができたとに報告。その子の名前をの字をとって子にしたとか。そう言われたもまんざらではない。幸せそうな栄一を見る限り、やはり彼が犯人とは思えないが・・・。
 CCDカメラの電波は遠くへは飛ばせないことから、犯人が現場近くにいた可能性は高い。右京らは鑑識の米沢六角精児)に現場写真を改めてチェックする。すると、栄一が以前取り立てをしたことがある女性を写真から見つけて・・・。
 右京らはさっそくその女性・ミオ(三鴨絵里子)から話を聞くが、栄一のことは未だに恨んではいるものの、たまたま通り掛かっただけだという。
 そんな折り、第二の爆弾強盗事件が発生した。今回、爆弾を付けられたのは長橋(山崎大輔)という広告代理店の部長。長橋は犯人の要求どおりに銀行から金を奪うと、とあるビルへ入り、やはり犯人の言うままに階段を使って屋上へ。そしてビルの裏にある駐車場へと金が入ったカバンを投げると、ヘルメットをかぶった男がカバンを奪ってバイクで逃走していき・・・。
 栄一と長橋は見ず知らずの他人。やはり犯人は無差別に男を選んでいるように見えたが、右京は犯人が長橋をエレベーターではなく階段で屋上へ向わせ、なおかつあざ笑う言動をしていることに着目。犯人は長橋に対して恨みを、と考える。
 そして、改めて長橋の周辺を洗い始めると・・・。