スタッフ

【脚本】輿水泰弘
1960年、埼玉県出身。情報誌出版社勤務の後、フリーのコピーライターを経て93年テレビドラマ「La cuisine」(CX)で脚本家デビュー。代表作に「恋も2度目なら」(95、NTV)、「恋のバカンス」(97、NTV)、「お熱いのがお好き?」(98、NTV)、「甘い生活。」(99、NTV)、「名古屋仏壇物語」(02、NHK)、「菊次郎とさき」(03~、EX)、『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(09)等がある。相棒シリーズの立ち上げ脚本を手掛け、キャラクターを育てるメイン脚本家。

コメント
作品の舞台を孤島にしようと思ったきっかけは、実は無人島を題材にしたテレビ番組なんです。「孤島って映画として画になるなぁ」とふと思いまして。加えて、伊豆七島や小笠原諸島も東京都で警視庁の管轄だから、いつか『相棒』の舞台として使えるかもしれないということは、以前から念頭にはあったんですね。それが、『相棒』3作目の映画化という今回のタイミングで、自分の中でうまく繋がった。元自衛隊員の組織という設定や、ミステリーとしての仕掛けなどは、その後から、すべては最初に孤島ありきで考えていったものです。
 今回は前作(『相棒 -劇場版II-』)のようにテレビシリーズのストーリーと密接な関わりを持つ作品ではないので、一本の独立した娯楽作品として楽しんでもらいたいですね。社会派的な作品だと思う方もいるかもしれませんが、自分は観客に何かの考えを押しつけるようなものにはしたくなかったんです。なので、右京や亨の台詞にも、神室の台詞にも、同じだけ自分の気持ちが込められています。


【音楽】池 頼広
1963年、神奈川県出身。10代後半からベーシストとして活動し、演奏活動のかたわらCM音楽などを手掛け、94年より映画、ドラマ、アニメ、ゲーム音楽等劇伴作曲家として活動。01年に文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞等を『BLOOD THE LAST VAMPIRE』が受賞。07年CM「ASIENCE~神は女の命」がロンドンインターナショナルアワードのTelevision/Cinema部門でゴールド賞を受賞。その他、大ヒット作の映画、テレビドラマ、CMを手掛けるヒットメーカーとして活躍中。「相棒」にはシーズン1から参加し、音楽面を支え続けている。
www.ike-yoshihiro.com


【監督】和泉聖治
1946年、神奈川県出身。72年、映画『赤い洞窟』で監督デビュー。その後、『オン・ザ・ロード』(82)、『沙耶のいる透視図』『南へ走れ、海の道を!』(86)、『さらば愛しのヤクザ』(90)、『キャンプで逢いましょう』(95)、『お日柄もよくご愁傷様』(96)、『大安に仏滅!?』『友情Friendship』(98)、『HOME 愛しの座敷わらし』(12)などの映画、「おみやさん」(02~、EX)などのテレビドラマを手がける。「相棒」シリーズの世界観を確立したメイン監督であり、『相棒-劇場版-Ⅰ、Ⅱ』を演出。

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