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2016年2月8日

渡瀬恒彦さん、井ノ原快彦さん、羽田美智子さん、番組プロデューサーコメント

【渡瀬恒彦 コメント】

 「9係」は、事件を追いかけるドラマなんですが、それよりも事件に対応する僕以外の5人の刑事たちのやりとりが一番楽しい。3つのコンビに3通りの捜査パターンがあって、それぞれが勝手なことをやりながら頂上を目指して登ってみたら同じところで出会う。その頂上に到達するまでの5人の駆け引きがうまく行っているときが一番好きですね。当初からプロデューサーの中にそういう思考がありましたし、俳優たちもそういう方向で行っていて、なんとなく見えてきたような気がしていました。その思いがより良く出て、3通りの登山口から右往左往しながら登っていけたらいいと思います。その積み重ねでこれまでの10年間、うまくやってこられたと思っています。

 今回のみどころは、やはりイノッチが結婚するか、しないのか。倫子(中越典子)がパリから北極経由で帰るのか、ドバイ経由で帰るのか、その帰り方でどうなるかわかるんじゃないですか(笑)。

 野際さんは百面相みたいな面を持っている女優さんですから、どんな野際さんで出ていただけるのか、今の時点ではわからない。まずはどんな脚本が上がってくるのか楽しみですね。

【井ノ原快彦 コメント】

 新たな登場人物として野際陽子さんが出演されるということで、そこでまた係長の新たな一面も見ることが出来る。それと亡くなった係長の奥さんはどういう人だったんだろう、とずっと思っていたんですけど、その輪郭がちょっと見えてくるんじゃないかと思うんです。だから、倫子さんはこういう娘なんだ、とか、この部分がお母さんに似ているんだろうとか、も想像できる。そこに巻き込まれる直樹にも新たな部分が見られるのかもしれないですね。野際さんの役柄を聞いたときに、どういう風に演じられるんだろうと楽しみになりました。係長が今まで困る場面があまりなかったんですが、野際さんの役は相当苦手な人という設定なので、どういう感じになるのか楽しみですね。

 前回は直樹が倫子さんと結婚するか、しないのか、というところで終わっています。でも、ウラのストーリーとかいろいろ聞いていますので、あーそういうことになっているのか、とか思ったりもして…。帰りの飛行機で変な出会いがなければいいですけど。僕はパリに行っているはずなので、11年目はパリロケからスタートですね(笑)。ここで言っておけば実現するかもしれない(笑)。

 プロデューサーから「紅白」では堂々としていましたね、と言われたんですが、「9係」を10年やっていたらどこへ行っても大丈夫だと思いました。「紅白」でも大先輩もいっぱいいらっしゃいましたし、リスペクトはありますが、渡瀬さんと10年もやっていたら、そこでビクビクすることがなくなった(笑)。その意味でドラマだけでなく他の仕事に関しても「9係」には本当に感謝しています。

【羽田美智子 コメント】

 倫太郎さんは困ることもなく、ましてやプライベートのことを我々部下は知らないので、野際さんが出て下さることで、そこが垣間見られるのがすごく楽しみです。確かに野際さんもどんな野際さんでいらっしゃるのか。先日、偶然お会いして「9係」よろしくねって言われたんですが、いろいろと役については考えてくださっているようでした。すごくうれしいですね。

 現場は、いいものを作りたいということに関してすごく真剣で戦場のよう。時には怒号も飛び交うし、険悪な空気になってしまうときもあります。でも、みんなには、変なものは作りたくない、いいものを届けようという一つの思いがある。そこを原点に毎回、みんな戦っているというところを見せてもらって、私も頑張らなきゃという思いにさせてくれています。いい刺激をもらっていますね。そこでの自分の役割は、刑事の中では紅一点。去年10周年が終わったときに渡瀬さんからアドバイスをいただいたんですけど、「主任ということにこだわらなくていいと思う、次は羽田の個性を出していけ」と。それが胸に残って、あえて厳しい現場でも今年は少しキャリアも出てきて余裕も出たということで、少し力を抜いていこうかなと思っています。

 11年前に皆さんと出会ったときに今日のことは想像できなかったし、考えてもいませんでしたが、自分たちが歩んできた“軌跡”が一つの“奇跡”を生んでいると思っています。あっという間でしたが、本当に有り難いですね。

【松本基弘ゼネラルプロデューサー コメント】

 おかげさまで11回目のシーズンを迎えることができました。ここまで支えて下さったみなさまのご愛顧にお応えするには、もっともっとお楽しみいただける「9係」をお届けすることより他にありません。更なる進化を遂げる「9係」にご期待下さい。初めて観るみなさまもご安心下さい。「9係」はどこからでも楽しめます。これまで敬遠していたみなさまも勇気を出して観てみてください。「9係」意外とおもしろいです。もちろん控え目に言ってます。では全てのみなさま、「9係season11」お楽しみに!

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