STORYストーリー

2015年6月3日(水)よる9:00~9:54放送

第6話「完全犯罪理論」

 警視総監の神田川(里見浩太朗)が倫太郎(渡瀬恒彦)を呼び出し、多大な功績を残した元警視総監の北田(津川雅彦)が大学学長辞任を表明したと告げた。
 北田の大学は法曹界に強く、元警視総監がその学長をつとめることは、警察が検察を押さえこむことも意味している。暗に説得を命じられた倫太郎は北田に会いに行くが、彼はなぜか憔悴しきっていた。

 その北田の大学の犯罪心理学の権威・宮崎教授が、青酸性毒物を摂取して死亡した。服毒自殺と思えたが、毒物を混入したと思われるコーヒーを入れたはずのカップが見当たらない。9係は他殺の線で捜査を始める。

 「完全犯罪はたやすく成立する」が持論だった宮崎は、小柳教授と次期学長の座を巡って争っており、さらに、助手・理恵と不倫していたが、彼女が最近、小柳に乗り換えたため、理恵に対して誹謗中傷を繰り返していたという。

 志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は宮崎の妻の態度が不自然だったのが気にかかった。一方、青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は理恵の言動にも不審をいだいていた。

 小柳に当たった倫太郎と直樹(井ノ原快彦)は、宮崎が北田と激しく対立していたことを知る。宮崎は「人の心はコントロールできる。誰でも殺人者になりうる」と豪語し、北田はそれを説得しようとしていたようだ。

 自分が殺していたとしても不思議はない――。改めて会った北田は、そう倫太郎に告げた。

 元警視総監は本当に殺人を犯したのか? 倫太郎たちは衝撃の事実にたどり着く!!

ゲスト

北田丈晴…津川雅彦

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