STORYストーリー

2014年7月16日放送

第2話「世界平和殺人事件」

 最先端の電子技術を扱う研究所所長の津島(清水章吾)が転落死した。自殺か、他殺か。現場検証をする9係の刑事たちの前に現れた新聞記者の渡辺(蟹江一平)は、津島殺害の犯行声明とも言えるメールが届いたと打ち明ける。他殺の線で捜査を開始する9係だが、村瀬(津田寛治)は志保(羽田美智子)と親しげな渡辺が気になって仕方がない。

 渡辺の証言で、津島が核兵器開発にも応用できる技術を、危険国家に提供していた疑いがあったことがわかった。渡辺はその津島の背後にいる政治家や官僚を追っていたらしいが、だとすれば、津島は口封じで殺害された可能性もある。

 現場近くの小料理屋で聞き込みをした倫太郎(渡瀬恒彦)と直樹(井ノ原快彦)は、津島が死の直前、その店の前で何者かに殴られ、その場で探し物をしていたことを知る。結局、探し物は見つからず、女将にメニューにない“ほうとう”を注文。おいしそうに食べていたとか。倫太郎らが、津島が探し物をしていた場所を調べると古い新聞記事を見つける。津島の探し物とは、そのゴミのような記事だったのか?

 青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、1カ月前に津島と大げんかをして研究所を辞めた蒲生(今井朋彦)という男を突き止める。津島は自分から何もかも奪いとった、と怒りを露にする蒲生。いったい何があったのか…?蒲生の話から、津島と危険国とも関係がある外務省の官僚が浮かび上がり…。
 そんな折り、その外務省の官僚の遺体が発見される。そして、遺体のそばには犯行声明を思わせるメモが。同一犯の犯行か?
 核兵器疑惑をもはらんだ事件は、迷走の末、意外な展開を見せていく!?

【ゲスト】
渡辺和弘……蟹江一平
津島弘明……清水章吾
蒲生隆一……今井朋彦
磯辺珠代……ふせえり

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