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2014年7月1日

“9”係=“9”年目のメモリアルシーズン開幕に個性派レギュラーキャストが思いを語る──!!
“9”シーズン目を迎えての喜びや意気込み、今シーズンの見どころやスピンオフドラマなど、撮影の舞台裏エピソードも飛び出して……!!

■超個性派刑事たちが集結!メモリアルシーズン開幕への思いを語る!

 2006年4月にスタートした「警視庁捜査一課9係」が、今年、記念すべき9年目のシーズンを迎えます。“9”係の“9”年目、シーズン“9”はメモリアルシーズンとして、様々な仕掛けを展開していきますが、7月9日(水)の放送スタート前の、6月27日(金)午後11:25~深夜0:25(※一部地域を除く)には、青柳、矢沢両刑事主演の初のスピンオフドラマを放送。夏を前に「9年目の9係」の祭りが華々しく幕を開けました。
 今回、そんなドラマの人気を支えてきた渡瀬恒彦ら個性豊かなレギュラーキャストが集結。9年目のメモリアルシーズンを迎えるにあたっての思いなどを語ってくれました。

<渡瀬恒彦 ご挨拶>
「僕の場合、9係の係長と言っても名ばかりでして。吹越&田口のペア、羽田&津田のペアに引きずり回されて毎日毎日大変です。この夏をどう乗り切るか。幸いそばに清涼飲料水=イノッチがいてくれるので、なんとか乗り切りたいと思っています」

<井ノ原快彦 ご挨拶>
「今年は『9係』の9年目です。係長(渡瀬)はたくさんシリーズものをやっていらっしゃいますが、9年も続くというのは、僕にとっては初めて。ここまで一緒にやれるとは夢にも思ってなかったのでうれしい限りです」

<羽田美智子 ご挨拶>
「9年目…、信じられない思いでいっぱいです。去年は初めて役として主任をやらせてもらい、気負いがあったんですが、みなさんに助けていただいて形にすることができました。今年は主任としての2年目、すごくリラックスして主任という仕事をやらせていただいています」

<中越典子 ご挨拶>
「今年もよろしくお願いします」

<吹越満 ご挨拶>
「(司会の方から元気いっぱいと紹介されましたが、)どちらかというと顔色が悪い刑事です。顔色を悪くキープするのが大変なんです。皆さんに心配されるんですが、本当に心配いらないですから。毎年恒例の青柳の“絶対領域”の発表ですが、今年はワールドカップイヤーなので、靴下をサムライブルーにしてみました」

<田口浩正 ご挨拶>
「(吹越が)青い靴下を出した瞬間に、バシャバシャとシャッターが押されるかと思ったら、パシャ…ぐらいでしたね(笑)。今日も楽しく一日よろしくお願いします」

<津田寛治 ご挨拶>
「あそこの2人(吹越&田口)は元気いっぱいなので、僕も影響されつつ頑張っています。もう9年目と思えないぐらいフレッシュな現場で、僕としてもうれしいです」

<原沙知絵 ご挨拶>
「今年も元気いっぱい解剖したいと思います(笑)」

■Q:シーズン9への意気込みは?

<羽田>
「シーズン1が終わったときに、渡瀬さんが一人でも欠けたら終わりにする、とおっしゃったんです。絶対にメンバーは変えない、と。それが9年間、まるまる同じメンバーで出来ている。渡瀬さんの周りにいると、福がくる、ということを『おみやさん』のスタッフさんから聞いたんですが、それを実感しています。毎年夏に『9係』のメンバーに会うと、もう一つの『9係』の人生が自分の中にあることを実感して驚いています。自然に9年積み重ねてきて、渡瀬さんの愛情のもと、みんながいい方向に向かっている、と感じながらの9年目です。現場はとても平常心で、すごくいい空気が流れています。そんな中で撮影させていただいているので、きっと落ち着いた、いいドラマになると思います」

<津田>
「リラックスして楽にやれるかと思いきや、けっしてそうでもないんです。9年目にして相変わらずヒリヒリしている感じで、僕はその緊張感が好きで今年も楽しいですね。一番すごいなと思うのは、羽田さんです。羽田さんはどんどんお綺麗になっていくんです。村瀬健吾として仕事に前向きになったことがあったんですが、今年の羽田さんを見て、村瀬健吾としては志保一本で、事件よりも志保にガーッといきたいみたいな感じです。主任についていくような村瀬健吾を演じてみたいと思います。ぜひご期待ください」

<原>
「一年に一度、同じメンバー、同じコンディションで撮影に臨めるというのは、当たり前ではないんですけど、こうやってやらせていただけることが有難いと思っています。今年は撮影が梅雨の時期にかかっているんですが、真澄のポイントとして、髪のウェーブを引き立たせるのをポイントにしているんです。コンディション整えて頑張りたいと思います」

■Q:シーズン9の見どころは?

<井ノ原>
「去年のシーズン8がそろそろ終わるという頃に、僕のところにプロデューサーがニコニコと笑いながら来て、『来年はナインで』と言ったんです。それで、来年はないんだ、と思ってしまって、一人で傷ついていたんです。でも、あとからそれは9年目のメモリアルにしたい、という相談だったとわかったんですが(笑)。普通は10年目がメモリアルですが、9係だからこそ9年目、僕もお祭りな感じでやっていきたい、と思いました。9年も続くというのは周りの人の頑張りがあってのことだな、と思います。 僕の場合、倫子ちゃんとお別れするところから始まるんです。今まではウキウキの二人だったんですが、今回はちょっとシリアスです。今までにない表情が見られるのではないかと思っています」

<中越>
「(井ノ原さんのコメントを受けて)『9係』で9年目、初回が7月9日夜の9時スタート。そんな記念すべき1回目の台本を読ませていただいたときに、ホロッときてしまいまして。ものすごく悲しくなってしまいました。あー、『9係』から私が離れていくという思いが強いですね」

■Q:スピンオフドラマについて

<吹越>
「9年目でスピンオフをやれるかもしれない、という話があって、お祭りの初っぱなに刈り出されたわけですよ。やったー、青柳と矢沢のスピンオフだ、と喜んだら、最初から時間ありません、予算ありませんって(笑)。おれらメインだぞ、と張り切っていたら、出演者も少ないのでずっと出ずっぱりで、本当に疲れちゃった(笑)。考えてみたら、俺らは(他のキャストの)皆さんより働いているんです。今シーズンの1話の撮影に入る前からクッタクタですよ。9係の青柳と矢沢という2人の刑事に、本当に起きた話という内容です。田口が音楽などにもこだわって、こだわって大変でした(笑)。お楽しみに」

<田口>
「吹越さんがクッタクタの顔をしていたら、渡瀬さんからドリンクがドーンと来て。渡り鳥の胸筋のエキスが入ったドリンク剤。それを見て僕は頭にきたんです。渡瀬さんの楽屋へ行って、俺の方が疲れているんですよ、俺の方が大変だったんですよ、と声を荒げたら、吹越さんが、それ以上言うなって(笑)。で、自分の楽屋に戻ってきて吹越さんが半分くれたんです」

■Q:これまでで一番思い出深いことは?

<渡瀬>
「事件モノは、事件が解決するところ、簡単に言えばラスト前5分、15分ぐらいが面白いんですが、『9係』はその結末にいたるまでの(刑事)ペアの戦いとか、足の引っ張り合いがものすごく面白いんです。皆が集まった9係が一番面白い、僕はずっとそう思っています。僕がそんな9係の一番最初の観客です」

<井ノ原>
「衝撃的だったのは、渡瀬さんとの出会いというか、渡瀬さんは、日本一の役者さんでありながら、日本一のADさんでもあって、なんでもやっちゃうんです。例えば、新入りの方がいてうまく動けなかったら、しっかりやれ、とか檄を飛ばすのかと思いきや、手伝うぞ、と言ってまわりを焦らせる(笑)。それだけで現場が引き締まるんですが、若い人たちも笑いながら受けてキビキビ動くんです。それが僕にとってはカルチャーショックでもあって、こうやって人をまとめていくこともできるんだな、と思いました」

<中越>
「渡瀬さんからいただく言葉が毎年有難いと思っています。私が役者として迷っているときにアドバイスをください、と相談するとズバッと言ってくださる。それがいつもプラスの言葉で、あ、そうかと気持ちを転換できるんです。今でもそれはメモっています」

<吹越>
「魚を獲るモリが凶器になった回があったんですが、『モリ』というセリフに、僕が『進一』と言ったら、後々渡瀬さんに『あれはレッドカードだ』と言われました。重要な説明をするセリフを、せんべいを食べながら言ったら面白いかな、と自分だけで思ってやったら、『なんて言っているかわからない、やり直せ』と言われたことを覚えています。長く続くシリーズものはありますが、このドラマはトップに渡瀬さんがいるから続いている、と思います」

<田口>
「みなさんがお話ししてくれたので、話すことはないですね。現場ではいろいろな奇跡が起きるんですが、それは僕の宝物としてとっておきます」

<原>
「渡瀬さんは、その場、その瞬間を見ていらっしゃって、自分で気づかなければいけないことを教えてくださるんです。こんなに緊張感のある現場もないと思いますが、そんな現場でも笑いもある。みんなそれぞれに一本芯が通っているから、いい緊張感がブレないんだと思います。その緊張感の中でも渡瀬さんはたまに肩をもんでくださったり、フレンドリーで和むことがある。緊張感と笑顔のいいバランスのある現場は、二度と味わえないと思います」

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