番組概要

去年4月、約1年ぶりに立ち入りが可能になった原発から15キロの街・福島県南相馬市、そして津波で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市からの2元中継を中心に、被災各地から生中継。
LIVEとVTRで、伝えるべき「二つの現実」を提示する。
(1) 震災から2年・・・進まない復興の「現実」とは?
(2) 教訓は生かされたのか 未来へ語り継ぐべき「現実」とは?

放送日:2013年3月11日(月) 午後1時55分~
出演者:渡辺宜嗣・上山千穂(テレビ朝日アナウンサー)
コメンテーター:大谷昭宏

津波と原発事故…“二重被災地”の現実


  • 原発から15kmの南相馬市小高区

津波で甚大な被害を受け、さらに原発事故でも被災した南相馬市小高区。あれから2年…流された家や車があの日のまま“手つかず”の地区も…。原発事故の影響で、うずたかく積まれたまま行き先が定まらないがれきの山。この町が元の姿を取り戻す日は来るのか。まるで"置き去りにされた街"の現実と、復興への障害を渡辺キャスターがリポートする。


  • 一画には行き先の決まらないがれきも


  • 流されて2階部分だけになった家

3.11の教訓は生かされたのか 未来へ語り継ぐべき“現実”


  • 津波で甚大な被害を受けた気仙沼市


  • 去年12月の津波警報でも、各地で渋滞が

震災後初めて津波警報が発表された去年12月7日…被災地で教訓は生かされたのか。
3.11を経験した私達が未来へ伝えなければならないものとは。
“復興の最前線”で起きている現実とともに、"震災後"の街づくりを模索する宮城・気仙沼市から上山キャスターが検証・報告する。


  • 沿岸から1km近く内陸に、今も残る船


  • 地盤沈下で、今も満潮時は冠水する沿岸部

■午後2時46分 黙祷

震災から丸2年・・・各地の追悼式典の様子をリアルタイムで

■復興を阻むものとは

▼あの日から2年間、被災地の人々と、進まない復興の現実をみつめてきた東日本放送、岩手朝日テレビ、福島放送の3局のアナウンサーが、LIVEとVTRで「被災地の今」をリポート。

■原発と“帰れない町”の現実

▼未来への“負の遺産”福島第一原発の廃炉作業の現状は。
▼全村避難が続く福島・飯舘村。明るみになった“手抜き除染”…ずさんな復興計画に翻弄される原発被災地の住民たちの不安と本音に迫る。

シリーズ「つながろう!ニッポン」

東日本大震災から2年 つながろう!ニッポン ~“復幸”のために~

大震災直後に被災地からメッセージをテレビに託した人たちは今…。
地震と津波の被害から復興は、この2年間どう進んでいるのか…。
一方では、大災害で四散した「思い出の証」を持ち主に返そうとする動きも国内外で起きている。

2013年3月10日(日)午後2時~6時
ナビゲーター:
中村雅俊 (俳優 宮城県女川町出身)
市川寛子 (テレビ朝日アナウンサー)