午後5:55〜午後9:00 MC:中村雅俊 石原良純 市川寛子

番組概要

番組では、これまでに撮影されてきた記録映像を、もう一度丁寧に見直し、視点を変えることで見えてくる「真実」。これからの地震・津波に備えるための「"警鐘"となるメッセージ」を、一つ一つ拾い上げていきます。
ノーカットで放送することで見えてくる真実。

スローモーション、ストップモーション、ズームアップ・・・
視点を変え、映像中の小さな情報を拾い上げることで見えてくる真実があります。
報道機関だけではありません。自衛隊や警察、消防庁という公的機関が最前線で撮影した記録映像。被災者の皆さんが撮影した貴重な映像も同様です。
こういった映像をもとに、近い将来起こる可能性が高い、首都直下型地震を検証。
今まで明かされることが無かった、知られざる感動秘話を発掘していきます。

「映像の証言」というテーマで、2つのパートに分類

「感動秘話! 涙の島民救出作戦」

震災後、孤立していた宮城県気仙沼沖の大島。船着場が津波で流され島への上陸ができず、救援活動は手付かずのままだった。この状況下、米軍は海兵隊員300人と海軍将兵30人を投入。強襲揚陸艦「エセックス」を横付けし、水陸両用車両で上陸するという大々的な救援活動を行った。
番組では、米軍から救援活動のすべてを記録したVTRを入手。そこには、憔悴しきった島民の姿や音声も収録されている。
住民 「もう、誰も助けに来てくれないのかと思っていました。」
このとき島民たちは、余震と津波の恐怖におびえながら、小学校のプールの水を飲んで飢えをしのいでいた。
上陸した隊員らは、搬入した重機を使って、自衛隊や住民と協力し、車やがれきを撤去。
飲料水のタンクを設置し、温かい食料を提供した。
大島での救援活動の最後には、涙しながら米兵たちに感謝する住民たちの姿が映し出される。そして、指揮官J・ジョーンズ准将が、住民たちの送別会で語った言葉が。
「互いに手をとって作業したことを誇りに思う。もうすぐ春が来て、再生の時が来ると信じている」
米軍の救援部隊と住民たちの国境を越えた感動秘話。知られざる"トモダチ作戦"の真実が、克明に記録されていた。

米軍カメラマンが撮影した映像に、黙々と瓦礫を撤去する「一人の少年」の姿が映っている。カメラマンは、何日もこの少年を撮影し続け、時には一緒に瓦礫撤去をしたり、一緒に遊んだりしている。なぜカメラマンは、この少年にそこまでこだわったのか!?
実は大島に上陸した当初、海兵隊員たちの多くが、この少年の姿に心を打たれ、救助への思いを新たにしたのだという。
番組では、この菊田少年と家族を取材。海兵隊員たちとの心温まるエピソードを拾い上げ、感動のヒューマンドキュメントとして描いていく。菊田くんだけではない。島民たちと海兵隊員たちとの心の触れ合いが、そこには描かれていた。

重機を使い瓦礫の撤去をしていた海兵隊員たち。津波で倒壊寸前の家々があちこちに残っていたのだが、それを壊そうとしなかった。住民たちの思い出の品々が、残っていたからだ。躊躇する隊員たちにその家の持ち主が言った。
「こんな家を見ているほうが辛いので、壊してください」。
ところが、その後隊員たちが取った行動は驚くべきものだった。周辺に散乱した家財道具を一つ一つ拾いあげ、一箇所に並べだしたのである。「皆さんの思い出が詰まっているから」と。
茶碗や写真を丁寧に拾い集める隊員たちの姿。島民たちは今でもその光景が忘れられないという。
こうした心の触れ合いの中で、築かれていった信頼関係。
そして海兵隊員たちが島を去るその日、島民あげての「送別会」が開かれる!

「"首都直下型地震"は本当に起こるのか?」

首都直下型「M7」発生確率は ――
東大地震研「4年以内に70%」 、京大防災研「5年以内に28%」、文科省の発表では、東京湾沖で地震が発生した場合の最大震度は、「7」に修正された。
そのほか、政府や研究機関が発表した発生確率も様々・・・
いったい どこの発表が正しいのか?
根拠はなんなのか?
そのとき私たちはどうすればいいのか?
番組では、そんな視聴者の疑問にQ&Aで答えていきます。

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